ディズニー１００周年記念作品という期待と
最近のディズニーはちょっとなぁ・・・という狭間で視聴しました。
見どころとしてまず今作のヴィランの躍動感。
彼を見るだけで十分元を取れる映画だと思います。
時折見せる傲慢さや油断、しかし国王兼唯一の魔法使いとしての揺るぎない実力や歌唱力（笑）等々、、、魅力的なキャラクターです。
作品を通して気になった点として
垣間見えるポリコレ表現に、
動物をしゃべらせる必要はあったのかなぁという点、
そもそも主人公が行動を起こした動機。
特に後者は主人公が国民の義務に疑問を持つところから始まり、
法律や規範を破りながら実行したので
いかにプロバガンダを行い国家転覆を図ったかという構図に感じました。
なので主人公をかわいらしく描いたテロリスト映画に位置づけしてます。
主人公が魔法使い（見習い）としてどうしたいのか云々については
スターウォーズep7～9からのジェダイ、フォースの解釈に近いものを感じました。
エンドロールは１００周年を思い返す素晴らしい時間でした。
総合的に見て内容より外側が綺麗にまとまっているなという作品です。
今のディズニーはこうなんだ。と再認識できる時間でした。
