美術手帖プレミアム会員限定の試写会へ一般応募して参加。コンパクトにアットホームな試写会でよかった。試写会後に、監督のトークセッション!
タイトルは、アルヴァ•アアルトではなく、「AALTO」。監督曰く、建築デザイン的なアカデミックなアプローチではなく、アルヴァだけでなく、そこを支えた妻たち(特に、先妻のアイノ)にも焦点をあてた内容。
おそらく大量のアーカイブにアクセスしたであろう貴重な映像、写真、証言、音声データを見事に編集してアアルトのパーソナルな部分とアアルト建築の美しさを堪能できる秀逸なドキュメンタリーだった。
おそらくドローンを使った、名建築の息を呑むような美しい映像には終始引き込まれた。個人的には、ルイ•カレ邸の映像が圧巻だった。ここに、ピカソなどの貴重なコレクションが飾られていたと思うと痺れる。
ヒューマンスケールを意識された自然と調和されたデザインが特徴。監督が言っていた、美しさはノットパーフェクトという言葉。不完全な美を楽しむ点がアルヴァと日本人に共通している美的感覚だと。