フィンランドの建築家「アアルト」の伝記ドキュメンタリー。
まず、私は「アアルト」と言えば「イッタラ」のベース🏺やグラス🥂を思い浮かべていたので、建築家だとは知りませんでした。
建築家のアルヴァは事務所で働いていたアイノと結婚し、2人は家具や照明器具、テキスタイルの会社を創業し、世界にその名を広めます。
アルヴァは自身が入院した際病気の時と普通の時とは空間の見え方が違うと気づき、人に寄り添った設計をします。
そして、環境にも寄り添ったまるで自然の一部になったような素晴らしい空間を作り出します。
建築の事はさっぱりわかりませんが、次々と癒しの空間が映し出されるので心地よい。
奥様のアイノは「イッタラ」にもデザインが残っているグラスが有名ですね。
私としては建築よりも奥様の家具やデザインの苦労話や成り立ちをもっと詳しく聞きたかったのですが…
アイノの内助の功ばかり取り上げられて少し不満。
そして妻が亡くなったら妻そっくりの女性を後妻にして観てて複雑な気持ちになった。
ドロドロはさておき、アルヴァの建築における歩みと時代背景、作品群が時系列になっていてシンプルなドキュメンタリーでした。建築やデザインに興味がある方は一見の価値あり。
私はとても勉強になりました。
好きだった建築
太陽を模した照明が並んでいる天井。
川をどの部屋からも観れる外観。
