“あの子は大変でしょ。”
»コミュニケーションが苦手な独身の歯科医は、自分でも理解できない自分のことを理解してくれる謎めいたアロマ店の女性を好きにかり通い詰めるが、自分は彼女を理解できていないのではないかと悩む中で、彼女と親しい女性と出会う。
はい、怪しい雰囲気を思いきり醸し出しつつ流れる様に進む、掴みどころのない想いが漂いまくり…嫌いではないけど好きにもなれなかった余韻。
うん、ロケーションは素晴らしかったけど、何者か探しに取り憑かれたような男のドラマで、結局は謎めいた女性の正体は全く分からなかったので、途方に暮れて見終える。
で、恐らくこの女性はとは思ったが、これなら90分位にまとめて欲しかったかなぁ。
そう、過去に見た『真木栗ノ穴』等を思い出したので、この監督には鎌倉を舞台に奇譚系を撮って欲しくなったけど。
なお、俳優陣では、まずは井口理…じっくり見るのは初でして、薄味の篠原篤って感じでしたね。
馬場ふみか…毒気を抜き切った役で、 妙味を堪能。
河合優実…悪い女系ですが、器用にこなしてます。
さらには、相島一之に高良健吾に浅香航大らのサポートも良き。