風来坊

セクション8:リベンジ・ミッションの風来坊のレビュー・感想・評価

3.0
これもオープニングクレジットで監督クリスチャン・セスマの名を見てダメだこれは!と叫んでしまいました…。この監督で傑作だった作品を思い出せません…。

いつもキャストは結構な面子を集められる力は持っていて、本作もミッキー・ロークさん、スコット・アドキンスさん、ドルフ・ラングレンさんとアクション映画好きはこれだけで観てしまう面子が揃っています。
しかし、3人とも脇役で主演はテレビドラマ「トゥルーブラッド」のライアン・クワンテンさん。

ストーリーはB級アクションでよくある、秘密暗殺部隊に誘われた主人公が非情になりきれず任務に失敗して逆に追われるというよくあるパターン。
スコット・アドキンスさんが主人公とは真逆の冷徹な暗殺者を演じて追って来るのがインパクトがありますね。

奥さんと息子の回想シーンが多すぎる…。主人公の心残りを表しているのだけど、ひんどが多くてちょっと女々しく感じてしまう…。
非情になりきれないのなら、最初から暗殺の仕事を断れば良かったし、それが想像出来ないのは浅はかな気がしますね…。

ミッキー・ロークさんは見るたび痛々しく感じる…でも珍しく最近では良い役でした。
行き当たりばったりなストーリーですが、B級アクションとしてはそれなりにドンパチはある。
スコット・アドキンスさんの足技を見れるラストバトルは良かった。セスマ監督にしてはまあまあ楽しめるB級アクション作と思います。
風来坊

風来坊