戦争が描かれている。ただひたすら、淡々と。そこにドラマティックなシーンや感動を訴えかけてくる所謂お涙頂戴シーンはない。悲しむ隙もなく人が死んでいき、物語が進んでいく。きっとこの映画のように、それぞれ…
>>続きを読む「所詮、人間はただの駒」。
戦死した兵士から軍服や軍靴を剥ぎ取り、血を洗い流し、穴を塞ぎ、英雄になってやると目を輝かせる新兵の手に渡る。この軍服と同じように人間も使い回される。死んだら次、死んだら次…
あの時代のフランスドイツ国境線が、本当に泥沼の塹壕戦というのは知識で知っていたけれど、演出が入る映画であることは前提としても、文字通り血みどろの戦いとも呼べない何かを、見ていた気分
人の命が文字通…