西部戦線異状なしのコールドパスのネタバレレビュー・内容・結末

戦争の残酷さを程よく見せてくれた。
主人公は最初、すごいノリノリで戦争に乗り込んだけど、すぐに友達を失って、数年で全く変わり果ててた。最後の主人公の顔を長い間見せられて、人はこんなにも変化してしまうのかって思わされる。
終盤、主人公の横にいた人は、敵の兵ではなくそこら辺の子どもにやられたし。主人公は停戦時間の数秒前に後ろから刺されるし。皮肉としても取れると思った。

一番最後の「西部の前線はほとんど動かなかった」っていうのが絶望的で、タイトルの意味合いを考え直させてくれる。
色んな風に読み取れるから面白かった。
内容はかなり重いから、人によって好みはだいぶ分かれそう。