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アカデミー賞に多数ノミネートされた今作
世界的な小説としてアメリカで映画化され、
今回は初のドイツでの映画化らしい🤔
祖国のために戦うと戦地に赴く青年4人
数週間以内にパリへ進めると思われた。
しかし想像を絶する凄惨な現実に直面する…
戦闘開始の1914年から1918年まで、
前線はほとんど動く事なく膠着状態。
わずか数百メートルのために300万人が戦死
第一次世界大戦では1700万人の命が亡くなる
亡くなった兵士の軍服がリサイクルされ
新たな兵士達が袖を通す一連のシーン。
これがずっと続いていくんだと察して
何とも言えない気持ちになります。
始まりから戦場に放り込まれる臨場感
とにかく走って、走って、走りまくる。
想像を絶する戦場の悲惨さに目を背けたくなる
いつ、命を落とすかわからない恐怖
彼らが望むのは、戦争を終え、家に帰り、
今まで通りの平凡な生活を送る事。
なのに見えない未来が、明日が怖すぎる
おぞましいシーンの数々を観ながら、
何のためにこんなことしてるんだろう
何で人間同士殺し合っているんだろう
って考えてしまい、答えは出なかった…
それくらいやってる事が無意味で残酷です
何も生まず、何も解決しない戦は
たくさんの命が消えていくだけの争い
何も知らずに仲間達と戦地へ向かったパウル
休戦15分前まで戦いを命じられた、
その最期が悲しすぎて胸が痛い😭
タイトルの皮肉と不条理
将軍や上官達との対比も苦しい
まさに今、観るべき映画でした🎬