【第一次世界大戦中、17歳のドイツの志願兵パウルは、戦争の残酷さを徹底的に突きつけられる】
本作を含め戦争映画は、ちゃんと反戦のメッセージがあって、観た人が、きゃーかっこいい!せんそーいきたーい♡ってなんないでしょ?
兵士たちが無意味な戦闘で死んでいく中、何真面目な顔してくだらない命令下してんの?
ばかなの?言っとくけど、人の命を犠牲にして成り立つ勝利も幸せもないからね
こんなこと人類全員、小さな子供でも知ってる
なのに戦争が無くならないのは、一部の利益だけでなく、悲しいけど本能としか思えてならない
人間は、たやすくパニックに陥らないようにある程度の限界までは、正常の範囲として処理しようとする心のメカニズムが備わっているという
更にその“悪い現状”をも維持しようとするとか
本作を観ながら「そんなことより、帽子のボタンが目玉に見えて仕方ないからなんとかして」と思ったのも正常性バイアスが働いたのかもしれない