じぇるね

西部戦線異状なしのじぇるねのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
5.0

【あらすじ】

第一次世界大戦。ドイツに住むパウルは、兵に志願し、仲間と共に国のために戦うことを決意する。希望に満ち溢れていた彼だったが、西部戦線で理想と現実のギャップを目の当たりにする事となるーーー。

【感想】

是非、本編見た人はメイキングも併せてみてほしい作品でした。

常に流れてくる重苦しいBGMがずっと頭に残り続けています。戦争の緊迫感を表してるように感じられて、常に緊張した気持ちで鑑賞してました。

アカデミー賞では、美術・撮影・作曲・国際長編映画賞を受賞しているのも納得なイチオシ映画です…!

序盤の機械的な兵や、物資の使い回しのシーンにゾッとしました。淡々と見せられて、感情が追いつく前に現実を叩きつけられてるような恐ろしさがありました。


パウル達のような若い兵士達が、訓練もそんなに積まず人手の足りない戦地へ送られていったり、出てくる人それぞれの想いや、敵兵にもスポットが当たりあっという間にラストまで駆け抜けていきました。

原作小説が発表された後すぐに、第二次世界大戦が始まったと言うのだからとても皮肉です。

ほかの映像化はまだ見ていませんが、とても気になっています。
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