炙りチャーシュー丼温玉のせ

西部戦線異状なしの炙りチャーシュー丼温玉のせのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
1.9
驚くべき駄作
登場人物が減り、さらには1930年版では、見ているこちらですら信頼感を持ってしまいそうなくらいの、不死身の熟練兵カッツが、ただの仲の良い先輩程度にしか見えない人物描写
窓枠や塹壕の入り口などを使った、内(汚い・閉塞感)と外(絵画のように美しい)の描写も、美しい風景は別シーンとして流れる。
同じシーンで流れるからこそのチグハグ感が消えてしまったな…
制限時間制のラストマッチも、無常感を演出するためであろうが、異状なく続いていく戦場を描いた様としては、あまりにお粗末ではないでしょうか…
1930年版の、怒りすらも感じる凄みを再認識できたので、そこが良かったポイントかな。完全にこの映画の評点ではないですが…