第一次世界大戦を、ドイツ側の視点で描いた戦争ドラマ。
これまでに多くの戦争映画を見てきましたけど、
その中でもこの作品は特に見続けるのが本当にしんどかったし、
戦争の理不尽さや凄惨さがリアルに描かれているので、
ずっと心臓をエグられているような気分でした。
迫力満点の戦闘シーンとスケールのデカさにはまんまと目を奪われて、
「1917」や「ダンケルク」と肩を並べるくらい圧倒されました💥
けど、兵士の方々が容赦なく殺されていく様はマジで地獄絵図すぎて、
特に火炎放射器で燃やしたり、重戦車で突っ込んで潰したり、
今までに見たことないような惨すぎる殺され方にはさすがに言葉を失いました。
なので、序盤で戦場へ行けること、兵士になれることを喜んでるドイツ兵の姿は
いま思い返すと本当に心苦しいし、戦争の恐ろしさを教えてあげたいと思った。
それに主人公が自らの手で殺めてしまった敵兵を必死に助けようとするシーンが
戦場の理不尽さと殺したかったわけじゃないのに、殺してしまったという罪悪感を
画面からひしひしと感じて、個人的には一番辛かったシーン。
国の為に戦場に出て、国の為に命を落とした多くの兵士の方々は無念でなりませんが、
若者の未来と人々の幸せを奪っていった戦争には嫌悪感と怒りを覚えました。
言い方はちょっと悪いけど、本当に戦争なんてクソくらえ。
まぁけど、映画としては大変素晴らしいので、ぜひ見てほしいです。
2023年 242本目