最初のは未見。
正直『ジョニーは戦場に行った』ばりの反戦トラウマ物映画だと変にハードル上げすぎた。
そりゃ勿論戦争の悲惨さと無意味さと不条理と下らなさは嫌という程わかったけれども『ゴールデンカムイ』見た後だとあの主人公も不死身に見えるな…
誰か言ってたけど主人公だから最後まで死なない(死ねない)ので自動的にキリコみたいな異能生存体になってしまうという弊害が。
特に敵陣への突撃からの塹壕飛び込んでからの無双っぷりは杉元に匹敵する。
仏軍のサン・シャモン戦車を実写で見たのは初めて。
第一次大戦初期の戦車なのにその無駄のないフォルムは未来的で、ゆっくりキリキリやって来て兵士皆殺しにする正に殺人機械。
そして火炎放射器部隊の容赦の無さと絶望感。
あとやっぱり映像が素晴らしい。
行軍の風景、黄昏の戦場、塹壕は兵士含め何もかもがモノクロになっていく。
この戦争に負けてドイツはファシズムの台頭でヒトラー政権誕生って負の連鎖。
戦争反対！
