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独立美人隊のimaponのレビュー・感想・評価

独立美人隊(1963年製作の映画)
3.3
歌謡映画にしても社会派にしてもコメディにしても中途半端で変な映画だが、若い松竹女優を楽しめる。
エキゾチックな顔にエクボ可愛い仲宗根美樹はバスガイドコスも良いがキャバレー歌手のドレスもまた色っぽい←悪徳ブローカー穂積隆信と同じ感想じゃねーかw
同僚の加賀まり子はやっぱオーラで一つ抜けてる感じ。喫茶店マスター志ん朝の義妹で独立美人隊を主導するのが香山美子。とても贔屓な女優だが魅力が出るのはもうちょっと先か。独立美人隊って言ってもチンピラを店から追い払う程度なんですが。小言うるさい町医者志村喬の所の看護婦がぽっちゃりの弘田三枝子、ぽっちゃりぶりは「タッチ旅行」で経験済で驚かないがスクーター駆って「ブルージーン・ブルース」歌うドラマ中の違和感が凄い。五月みどりはチョイ役なれどキャバレーで仲宗根美樹を軽く助けるなかなか良い役、一曲歌う。江利チエミは新聞記者・吉田輝雄に思いを寄せる芸者で小唄聴かせ、恋に身を引く良い役なれど日本髪でさらに頭身が気になる。芸者なら長身の牧紀子。吉田輝雄は新聞局長宅に下宿していて局長の娘が榊ひろみ、かーいー。
河津清三郎社長夫人の藤間紫も落ち着いた佇まいで坊やが家出して狼狽える母親ぶり良い。

解り易いジャーナリズムの正義にこんなにも共感する現状が情けない。
変な映画に拍車をかけるのはいつだってハンサム吉田輝雄の変なキャラw
でも本作一番笑い堪える事になったのは志ん朝が大工調べの与太郎口調まんまになる所。
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