田舎町にやくざの暴力介入してきてーの、町の女子たち団結。だけど女子たちは損害なくやられるのは若い豊三とか男性陣。説教爺いのシムタカと引田三枝子のバイクシーンからもう楽しい。話をまとめるためだけに設えた「お早よう」のアイツと藤間紫。河津清三郎親分も代償払わないと。美人隊のなかでも異質な加賀まりこ。美女軍団の撮影時のピリピリした空気も知りたい。大雑把な正義漢の吉田輝雄はいつでもサイコー。ラストの伊豆バス会社の路線延長を開設する祭りのパレード、ドキュメンタリーぽい映像も。

急に菅原文太が出てきて笑ってしまった。

注文したカツライス月給少ないからって勝手にきつねうどんに変えられて、どうせならたぬきにしてよの世界。そして真顔で愚連隊じゃなくてもお尻ぐらい触るからなぁでシニアの笑いを取る得意の吉田輝雄ワールドが展開。お座敷界隈では輝雄に執心の小柄なチエミ姉さんと並んで牧紀子さんの頭ひとつ抜けたスタイルに注目。バスまわりでは穂積んの口利きでキャバレー歌手になったら当然無垢ではいられない仲宗根さんと過激思想の豊三さんカップル。美人隊のネーミングはお直し前のコロコロした丸顔がかわいい弘田三枝子の出まかせから。オープニングの歌の美人んー！のところが大変そう。町ぐるみで許すな暴力、美人隊が喫茶店から追い払えばジャーナリスト輝雄が輪転機を回す。いつまで続くのか説教と小言の鬼志村喬には穂積んと高笑い合戦してたさすがの河津清三郎も頭を抱えてしまい、最後には私財を投げ打ってバス会社を再建、ってとこで笑いが起こってて今日はかなり勘の良いベテラン中心の客層だった。