一般試写
@TOHOシネマズ日比谷Sc.9
彼の手掛けた作品ひとつひとつのエッセンスがぎゅっと詰まった宝石箱のような物語。だからこそ、映画作りに興味がある人にとってはお手本となるシーンが盛り沢山だった。
現実で起きていることを、キャメラを目としてみた時にノンフィクションとフィクションの関係性はどう映るのか。自身の半生をもとにそんなことを問いかけてくるようなお話は、映画作りに対する思いが溢れていて個人的には嗚咽しまくり。
酸いも甘いもそれが人生なのはその通りなんだけど、70代後半にさしかかった今だからこそ冷静に振り返り、彼なりに映画作品として1本につないだことに全ての価値があった。