このレビューはネタバレを含みます
スティーヴン・スピルバーグの自伝的映画。
昨今は、映画が舞台の映画が多くて、自分が観てきたものの裏側を知ることが出来て嬉しいこの頃。
スピルバーグ監督が、映画界で成功するまでの話と思っていたら...原体験を元にしている作品でした...。
1952年両親と映画館にやってきたサム・フェイブルマンは映画に魅せられながら、成長し色々な人と出逢い、別れて、苦悩して、励まされて、人生の様々な“出来事”がフィルムのように繋がってひとつの物語となっている映画であり、まだ“the end”を迎えていない映画でした。
良いなぁ~フィルムのザラザラ感好きです。幼少期に8mmカメラをもらったら、のめり込んだかも知れないなぁ~
ピストルを撃つシーンや、
地雷で砂ぼこりが舞うシーンって当時はこんなアナログな方法で撮影していたんだ?!って感心しました!
サムの彼女のモニカの天使爛漫さに私も胸を撃たれました...
映画は時には現実の影を色濃く映し出すものだなぁ...同級生のローガンも映された映画と自分の中身のギャップに苦しんだだろうな...現代でもそうかもですよね💦ヒーローやってる人は夢を壊してはいけないプレッシャーもありそう💦
ポール・ダノさん演じるお父さんが、優しくもどこか物言えない感じが良かった!
ミシェル・ウィリアムズさんの、芸術肌で天真爛漫なお母さん役も素敵でしたが...我がママがワガママな人だったら嫌だなぁ...(無視して下さい。言いたかっただけです。)
芸術肌の母は、自分の世界を『うんうん』と話を聞いてくれる人は優しい反面、“自分だけしかない世界”で“孤独”に生きているようで息苦しいかったかも知れない、だから話に乗ってくれて、自分の世界を拡げてくれる人をが必要だったのかなぁ?...“地平線はまっすぐだとつまらない”...父はまっすぐ過ぎたのかな...
母から芸術性を、父からひたむきさをもらった...だから『フェイブルマンズ』なのか!?って勝手に納得中。
初めて、映画館で映画に触れた時の記憶って何だろう?思い出せる記憶が小学生の時に『耳をすませば』を観に行って聖司が雫に告白したシーンが観ていて恥ずかしかった...