がらがら

フェイブルマンズのがらがらのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.0
映画に魅了された少年は自身で映画を撮り始める。スピルバーグの自伝的映画。

流石のスピルバーグ、151分の長い上映時間でも安定してずっと面白い。

ただ自分のために映画を撮るのが楽しかっただけの主人公が、映画制作を通して、映画というのは撮る者だけでなく、撮られる者や観客にも大きな影響力を与えることに気付いていく。

登場人物の配置や性格、セリフなどから何を伝えたいのかがとても分かりやすくて、普段こういうメッセージに気付かない自分でもある程度は察することができた。こういう万人ウケする分かりやすさも流石。

主人公のその後を暗示するラストシーンの見せ方もオシャレかつ分かりやすくて惚れ惚れする。

今年観たインド映画『エンドロールのつづき』とかなり似ている作品。
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