HELLOPANDABOOK

フェイブルマンズのHELLOPANDABOOKのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
2.9
往年のスピルバーグのスピルバーグらしくない?映画。いたるところに、ああという、ああ!という、なんかキネマの道だからこそ!な物語が動き出しそうな気配が散りばめられていて、転がったたくさんのビー玉のように散りばめられただけの映画。起承転結、ドラマチック…云々、映画のすべてを知り尽くした監督だからこその、あえて調理しない、少し焦げたスクランブルエッグのような晩年作品。終盤のフォード監督のすんげえ粘って葉巻に火を念入りにつけるシーンから、地平線についての乱暴な物言いが面白くて笑ってしまった。なんか菊次郎の夏の最後のまさおと菊次郎のかけあいを思い出した。そこが好き。
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