こうみ大夫

フェイブルマンズのこうみ大夫のレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
5.0
オマージュかと思うくらい、思ってたよりスピルバーグだった。いやスピルバーグだから当たり前なのよ。そう、この夜の森!これがスピルバーグだよ!ワンカット、ワンカット、この画は今スピルバーグしか撮れないやつだ!の連続。
カミンスキーの近年の変な画角もこの作品には凄いマッチしてたし(広角でない没入感の発明)、何より音楽はジョンウィリアムズ。スターウォーズのオープニングくらい、全ての人が、生きてるうちに映画館で体験すべきだ!
映画はいつも誰かの視点なのだと教えてくれる。そしてニューシネマパラダイスやバビロンのように観てる何かを映すのではなく、観ている人だけを映すことで圧倒的表現をするスピルバーグが俺は好きだよ!
祖母から一眼をもらい、高校の時に初めて文化祭に向けて映画を撮った自分と重なるとこもあった。ただスピルバーグとの大きな違いは、最初からこんなに歓声を受けていたということ。天才かよ。
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