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フェイブルマンズのSugarOnMeのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2023新作#13

スピルバーグの自伝的作品と言う事で楽しみにしていました。

物凄いドラマチックな感動的作品ではありませんでしたが、ほのぼのとしたとても良い作品だったと思います。老若男女だれでも楽しめる、こう言う作品こそオスカーに相応しいと思うのですが、残念ながら…
いや、エブエブが嫌いじゃないですよ(レビュー参照)

主人公のサムの話かと予告編を見て思っていましたが、家族も含めての話なのでフェイブルマンズなんですかね?

サムが映画に目覚めるのが、親に連れられて見に行った映画の、汽車と車の激突シーンが夢にも出てくる程の恐怖を覚え、そこへ母からプレゼントされたカメラを使いオモチャの汽車と車を使い撮影して恐怖を克服。その撮影が面白くなり、撮影する事に目覚めて行くと言う過程がユニークでした。子供だったからなのか、ホラーが好きでトイレットペーパーを使い込みミイラを作ったシーンは笑えました。

色んな物を撮って編集していくサムが、母と父の友人がデキている場面を知らず知らずの内に撮ってしまったシーンは、本作で一番衝撃的でした。そんなの言えないよね。本人たちに。

父の仕事の関係で引っ越しするのですが、ここから家族が崩れて行きます。サムはユダヤ人と言う事でいじめられ、母母環境に馴染めず。しかし、妹二人は何も無かったけど。遂には離婚してしまうんだけど。それにしても、ユダヤ人とは知らんかった。スピルバーグをドイツ読みするとシュピールベルグ。なるほど。なんかこの学校生活のシーンがよくあるアメリカ映画ぽい。クソ生意気なヤツやガタイの良いヤツ。そして教科書を両手で持って歩く女の子。夏の思い出としてサムがクラスメート達を撮るのだけど、いじめられたガタイの良いヤツをまるでヒーローの様に撮ったのはなぜだろうか?

主人公はサムですが、サムの両親を演じた、ポール・ダノ、ミシェル・ウィリアムズの二人の演技が素晴らしかったです。
オタクぽいお父さん、ポールはThe Batmanでリドラー演じていただけあってさすがですね(笑)
ピアニストでダンサーの母役のミシェル・ウィリアムズも踊ったり、ピアノ弾いたり、不倫現場を子供に見付かったりと大変な役柄だったと思います。

モジャモジャ頭のセス・ローゲンは声が特徴的なので直ぐに分かりました(笑)
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