思えば、映画のハラハラワクワクする楽しさ初めて感じたのは幼少期に父と家で観た『インディ・ジョーンズ』シリーズだったような気がする。
自由奔放で芸術肌な母親と、真面目で優しい父親という対極的な2人の存在は、スピルバーグ監督の映画制作の原点であり、彼の映画人生を導いたんだな、とひしひし感じた作品だった。
正直想像していた話の展開の仕方ではなかったけれど、これらのエピソードは彼にとって大切な記憶であり、残しておきたい記録なのかなと思うと、監督のすごく大事な芯の部分を見せてもらった気分になる。
途中『フェイブルマンズ』のタイトルの意味に気付いてうるっとし、
ラストカットでは涙いっぱい溜めて笑った。