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フェイブルマンズのhiromiのネタバレレビュー・内容・結末

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」など、世界中で愛される映画の数々を世に送り出してきた巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画監督になるという夢をかなえた自身の原体験を映画にした自伝的作品。

初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマンは、母親から8ミリカメラをプレゼントされる。家族や仲間たちと過ごす日々のなか、人生の一瞬一瞬を撮影し、夢を追い求めていくサミー。芸術肌の母親はそんな彼の夢を支えてくれるが、父親はIBMで働くサラリーマンでその夢を単なる趣味としか見なさない。母親が父親の親友と恋に落ち離婚。愛する子供たちと優しい旦那を裏切り自分が許せないという母だが、でもジミーが必要で、サミーにも自分のしたいことをしなさい。誰にも負目を感じることなんてないと言ったセリフが心に残った。学校でもユダヤということでカリフォルニアで馴染めないなど、サミーは葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを通じて成長していく。

そんななかプロムで流すフィルムを撮影。
いじめっこを学園ヒーローのように撮影したことにいじめっ子は怒り心頭。この反応はびっくりしたけど、何も努力しないでその座にいるのではないことや、自分とは違うキラキラした性格に映画の中の自分は見えてしまっていることに納得いかないという点で、アホなやつではなかったのかもと思ったシーン

サミー役は新鋭ガブリエル・ラベルが務め、母親はミシェル・ウィリアムズ。芸術肌の自由奔放な母役がピッタリ。父親は「THE BATMAN ザ・バットマン」ポール・ダノ。
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