mako

フェイブルマンズのmakoのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.0
《人生の出来事、そのひとつひとつが映画になった。》
◎80点

スピルバーグ監督の自伝的作品。
監督: スティーブン・スピルバーグ。
脚本: スティーブン・スピルバーグ& トニー・クシュナー。

【ちょこっとあらすじ】
初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・ウェイブルマン少年。8ミリカメラを手を家族の休暇や旅行の記録係となり、妹や友人たちを出演させ作品を制作する。そんなサミーを芸術家の母(ミシェル・ウィリアムズ)は応援するが、科学者の父(ポール・ダノ)は不真面目な趣味だと考えていた。


映画館で観た映画に影響を受けて、列車が大破するシーンはどうやって撮ったのかとおもちゃの電車を使って再現したり(6歳時)、銃撃シーンがリアリティあるようにどうやったら撮れるかなど、少年時代から創意工夫をして映画を作っていた事を知りました。
妹たちにトイレットペーパーをグルグル巻にしてミイラ役をさせたり、ボーイスカウトの友達たちと西部劇の映画を作ったり楽しそうでした♪

発想が素晴らしい✨
西部劇の映画を撮ったのは13歳だったそうで驚きました😲
ボーイスカウトの集会で上映されていたので、技能章に関係があるのかなと思ったり。
息子2人がボーイスカウトに入っていたので※、チャレンジ章や技能章の知識が少しだけあります。
ただ単に集会で上映会をしていたかもしれませんが😊

本作は映画に興味を持った少年の物語かと思ったら、少年の家族の物語の方がメインでした。
自分が撮った映像の中にある秘密が映っていて、その真相を知ったサミーの苦悩、母と父の関係など。
あとユダヤ人という事で学校でイジメに遭ってて。でもそれをサミーの才能を活かして相手にしか分からない復讐で返したのはアッパレだと思いました。

スピルバーグ監督の映画のアイディアや家族の思い出など、楽しい思い出から苦しい思い出まで知る事ができました。


町山智浩が語る『フェイブルマンズ』
https://miyearnzzlabo.com/archives/94452
こちらではより詳しく本作の事が語られていました。

※ボーイスカウトについて
団によって違うかもしれませんが、うちが入っていた団では、
ビーバースカウト…年長の秋・9月~小学3年秋まで。
カブスカウト…小学3年秋~小学5年の秋まで。
ボーイスカウト…小学5年の秋~中学3年秋まで。
ベンチャースカウト…中学3年秋~高校3年秋まで。
ローバースカウト…大学生。

長男は、ビーバースカウト~ボーイスカウト(中学1年の秋まで)。
次男は、ビーバースカウト~カブスカウト(小学4年生まで)。

カブスカウトやボーイスカウトでは、自分が興味を持った課目を挑戦しクリアするとチャレンジ章、技能章のバッジが貰え制服に付けることができます。
カブスカウトのチャレンジ章は40課目。
ボーイスカウトの技能章は83課目。
ちなみに全部取る必要はありません。 うちの子たちはあまり取ってません笑

メモ📝
『地上最大のショウ』に影響を受けた。



字幕翻訳: 戸田奈津子
観客 4人(21時の回だったと思う)
劇場鑑賞 #36
2023 #38
mako

mako