スピルバーグ監督の自伝的な作品ではあるが両親の描写が多く途中何を見せられてるのか不安になったがこの作品で時間以上に多くを語っている事に気づいてやっぱりこの監督は凄いと思わざるを得ない。
自分を含めた家族の恥部とも思える様な所もさらけ出してエンタメに昇華するとか常人ではなかなか出来ない事。
特に母親に関しては大丈夫かと思って観ていたが彼と同じ様に自分も許す事に共感出来た。
キャスティングも見事で監督自身の分身を演ずるガブリエルラベルや母親役のミシェルウィリアムズ、父親役のポールダノが素晴らしかった。複雑な役柄なのに見事な演技に引き込まれっぱなしだった。
1箇所しか出番が無いが強烈なインパクトを残したボリスおじさんことジャドハーシュも良かった。
本編も良かったが特典映像も観ると更に良かった。そちらの方がスピルバーグ自身が実際に語ったり関係者のコメントがいちいちグッとくるので本編以上に泣きどころがあった。
また盟友のジョンウィリアムの楽曲の素晴らしさでこちらでも涙腺が緩んでしまった。
