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フェイブルマンズのkeitaのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
4.6
様々な角度から「映画」の役割や効果を描いていた。彼が幼少期のときは、反復可能性としての役割や、記録媒体として映画を撮っている。また、「映画」の煌びやかなところはあまりかかれておらず、観たくないものを突きつける暴力性や、リアルを切り取ってリアルとは別の新たな虚構を写す媒体としての役割について、幾つかのエピソードで語っている。

あからさまに映画を観てそれに魅了された演出を出して映画に夢中になりました、みたいな展開だと思っていたが、そこは巨匠スティルバーグで、主人公が映画に夢中になる起点が分からないくらい自然に展開する。この演出が見事すぎた。
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