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ハリガン氏の電話のqqfowlのレビュー・感想・評価

ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)
3.0
主人公のクレイグ少年は資産家のハリガン氏(おじいさん)に小説を音読するバイトをしている。ある時スマホの手ほどきをしてあげたら意外にも夢中になって…

原作はスティーブンキングの短編小説だそう。未読。
面白くなりそうなところで教訓的にというか自主規制的に終わっちゃって少し残念だった。


~ネタバレ~


主人公クレイグがハリガン氏埋葬にあたり氏愛用のスマホをこっそり副葬品として同梱(?)したら、死んだはずの同氏から暗号的なテキストメッセージが届くようになる。その後クレイグを学校でいじめてた少年が変死。クレイグの恩師を交通事故で死亡させた加害者も変死。いずれの事件も、クレイグがハリガン氏に電話をかけ事の次第を説明した直後に起きていた。クレイグ反省、スマホを湖に投げ捨てる。おわり。


クレイグがハリガン氏に電話をかけて「俺あいつが憎い」とか「死んでほしい」みたいなことを言うと、ハリガン氏の霊は相手を殺してしまう。「クレイグやめろ」と読める暗号文を送ってきたところからすると、ハリガン氏(霊)的には殺したくなくても、殺さざるを得ないらしい。なかなか面白い設定だったのに、それに気付いたクレイグが「もうあなたにこんなことさせられない」と自主規制しておしまいっていうのは、ちょっと拍子抜けというか。どうせなら行くところまで行ってほしかったかな。
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