「幽霊アイドルこはる」などの短編作品を制作してきた井坂優介監督の長編デビュー作は、最愛の恋人さゆりを事故で亡くした健悟と、祈祷師の哲史よって霊として出てきたさゆり、祈祷師の娘・海花による三角関係が勃発し、ストーリーは予想外の方向に転がっていく。
最愛の恋人さゆりを事故で亡くした健悟は、風変わりな女子高生・海花と出会い、知り合う。
彼女の伝手で、父である祈祷師の哲史によって健悟はさゆりの霊を見ることが出来るようになり、再びさゆりと一緒に暮らし始める。
音楽の夢も恋人の霊もはっきり見えるのに掴み取ることができず歯痒い思いを抱えながらも、平穏で幸せな日々を過ごす健悟だったが、海花が健悟のことを好きになってしまい、さゆりとの三角関係に発展していく。
しかも海花は、悪霊でも心優しき霊でも関係なく、霊なら何でも除霊するというという悪趣味の持ち主だったことから、カオスな状況になっていく。
ヒロインの海花には映画初主演となる木原渚さんが、健悟は「性の劇薬」の長野こうへいさんが、祈祷師の哲史には映像クリエイターの手塚眞が演じている。
果たして健悟とさゆりは、その関係に横槍を入れた海花を含め、どのような結末を迎えるのか？
