鑑賞前は長尺(139分)に抵抗ありましたが、全く問題無し。
全4部構成。
例えれば、30分枠のTVアニメ(ドラマ)4話分を観る感覚に近いです。
第1部は静寂&長回しがあって、プロローグの趣。多少眠くなる瞬間がありました……が!
この作品は第2部後半からが凄い!
眠気と共に芽生えてくる観客のヌルい感情を全力で叩き潰しにきます。
ここら辺からカメラアングルや作品のカラーみたいなものが明瞭になって、「シャーマンの娘」が本性を現してきます。
鑑賞後は「重々しい切なさ」が心に残る。
近年の「鬱アニメ好き」に、実写映画でもここまでのものが存在するんだぞ!と胸を張ってオススメしたい傑作です。