AppleTVを契約してる割には観てないなあ、とおすすめを辿って見つけました。
好きです。全体的にゆっくり、しっとり進んでいって、会話を聞くセラピー感があります。これぞ癒し映画かも。仕上がりも凄く良い。
誰かと出会うことで前向きになるっていう、あるある中のあるあるネタですが、最後にはシンプルに誰かといることが大切だと思える、無理ないリアリティがあって好きでした。配信で観るにちょうどいい作品ではあるものの、映画館で没入してみたかったなあ。
ジェニファー・ローレンスはそんなに好みではないので、彼女の作品をそこまで観ていないのですが、PTSDを抱える闇を主人公の表現は合ってます。彼女にしては地味な役どころ。スッピンで、つぶらな瞳がフィットしているのかも。90年代のリーリーソビエスキー思い出しました。
自動車修理屋さんの男性ジェームズですが、ああいう修理工さんはアメリカでよく見るので、めちゃくちゃ親近感ありました。最初出会った時の雰囲気、ゴリゴリ営業ではなく淡々と説明してくれたり、電話番号が分からないと言った時、さらっと助けてくれる感じ。映画っぽいと思いきや、よくあるアメリカの日常の優しさです。(まあ、もちろん場所によりますwが、割とありそうな光景で強引ではない描写だと伝えたい)
それにしてもジェームズ役の人、自然だなー、最初の掴みが上手いなーと思って後から調べたら、アカデミー賞ノミネート!納得しまくりです。最近はアカデミーを追わなくなってしまいましたが、いいなあと思ってノミネートしてるとやっぱり嬉しいもんですね。発音が独特なので、分からないところは字幕つけて見直したりとかしたので、3歩歩いて2歩下がるペースがよりゆったり感じたかもしれないです。
ジェニファー・ローレンスの制作会社が入っています。もう今では全員自分の制作会社持っているのでは!と思うほど、自己プロデュースが進んでて良いですね。
なんでこの邦題なんだろう。確かに原題はCauseway=土手道、陸橋とかの意味で訳しづらいですが、湿地の上に架かる橋に人生重ねてる表現だと思います。