「誰かと一緒にいるのはいい」
傷ついたもの同士が育む友情
ジェニファーローレンスにはディープサウスの辺境の香りが良く似合う。
ウィンターズボーンのオザークやこの作品のニューオリンズ
ブライアン・タイリー・ヘンリーも良かった。ブレッドトレインのぶっ飛んだレモン役も好きだったが。
彼のインタビューがこの作品の核心を語っている。
「私も母を亡くし、長いことトラウマに苦しんでいました。トラウマとは、孤独で空虚な空間を行き来するようなものだと思います。私たちはトラウマを障害だと捉えがちですが、そうではありません。今日、映画をここで観て気づいたことがあります。空虚さは悲しみでしか埋められないと感じることがあっても、隣には常に誰かがいて、その人を信頼することができるのです」