雨ニモマケズ、風ニモマケズ
宮沢賢治に最初に触れたのはいつだったか?多分、学級文庫にあった「風の又三郎」辺りかな?
これはその賢治の父、政次郎が主人公なのだが、やはり賢治の話が中心にはならざるを…
賢治を支え続けた家族の物語。
代々続く家を守るために人は存在する時代。
自分の父と兄の関係と重なって見えた。
兄も父親にずっと褒めてもらいたくて、継ぎたくもない家業を継いで、ただ頑張っていたのではな…
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宮沢賢治の生涯を賢治の父・政次郎の視線で描かれたもの。
役所広司の父としての子への愛、子育てや子供たちの将来の不安からくる躓き、そして子を亡くした悲しみ全ての演技が光ってた。
妹・トシの病床での儚さ…
このレビューはネタバレを含みます
二人の子を亡くした父
明治•大正から昭和、結核という病気の恐ろしさに身震いした。
大事に大事に育てたわが子を二人も亡くしてしまう父と母。
父政次郎の子煩悩ぶりには驚く。
文明開花の明治の父だと…
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