このレビューはネタバレを含みます
子供やペットでも自らの意思を持つ存在として尊重するべきという話と、主人公の猫塚が自分の居場所を獲得する話。最後は御都合主義すぎない範囲で丸く収まって良かったです。
ただ、猫塚が後先考えずにめちゃくちゃ感情だけで動くので、情に厚い人を通り越してちょっと怖かったです。
少年と等しい目線で友人関係を結ぶ役割と、動物のように本能のままに行動する役割を課せられている故に、幼く直情的な性格設定だったのかなとも思いますが、やはり成人している人間の挙動としては仄かに狂気を感じました。