吉本ばなな原作N・Pの実写化。
声だけが無い映画。
すごく面白かった。小説を読んでいるような、映画を見ているような。
私は小説を読むと情景が頭の中で再現される。音もするしざらっとした感覚も残る。セリフは自分の声で読む。まさにそんな感覚を映画として"見た"。
N・P自体読んで無いし、吉本ばななさんの本も読んだ事ないので再現度とかはわからないんだけども、新しい映画のアプローチとしてはとても楽しく見れたと思う。
ただ、ミニシアターで見たのと私の眼鏡悪いのとで仕方ないんやけど、字幕のフォントが細いし小さいしで見えん。あと、BGMがやたら大きいのが少し気になった。
アメリカで自殺を遂げた著者。遺された双子の子どもと著書。それを翻訳する者の自殺。そして謎の女の登場と、自殺した翻訳者の彼女の物語り。
夏に見たかったかも。