チッコーネ

恐怖の振子のチッコーネのレビュー・感想・評価

恐怖の振子(1961年製作の映画)
3.5
ほぼセット撮影でそれほど予算はなさそうだが、全体的に安っぽくは観せない監督の手腕が光る。
役者たちの演技がクラシカルかつ舞台的なのも、作品の雰囲気に合っていた。
ただ公開かソフト化にあたり、アスペクト比率を無理やり変えているのか何なのか…、ひとつの画面が痙攣のように分裂する瞬間が多かった。

最近、たまたまVODで江戸川乱歩の美女シリーズを観ていたのだが、乱歩がいかにポーを引用しているのか、本作を観ているだけでもわかってくる。