女子高生のもとに、見知らぬ人から手紙が届く。
それは、まるで誰よりも私のことを理解している…と思わせる内容だった。
勉強よりもバンドや彼氏のことで頭がいっぱいのマギー。
シングルマザーで時間にも経済的にも余裕の無い母親とはぶつかってばかり。
手紙に心を癒されながら、特徴的な筆跡の差出人を探し出す。
人は鏡だ。優しい気持ちを向ければ、自分にも優しい気持ちが返っってくる。美しい言葉には美しい言葉が返ってくる。
見知らぬ人に手紙やカードを届けていたのは、高齢者施設のスタンリーという名の男性だった。
その内容は愛情に溢れ、受け取った人たちを勇気づけ笑顔にする。
高齢者施設のお年寄や病気の治療中の幼い少年との交流で、マギーは自分自身を見つめていく。
言葉は美しい。
言葉を操ることが出来るのは人間だけ。この能力をもっと素晴らしいことに活かしていきたい。
マギーがラストで歌う歌の歌詞にも美しい言葉が綴られている。
しっかりと心に刻み付けなければと思うような言葉を、たくさん貰った気がする。