泣いた。
人を励ましたり勇気づけたり、幸せにもできるけど、深く傷付けてしまうこともある、言葉の大切さを再認識した。
見ず知らずの人にいきなり手紙を送りつけたり、街ですれ違った人に突然渡したりというのもどうかとは思うが、その見ず知らずの人の言葉によって人生が変わっていくというお話。
褒められたり励まされるって嬉しいものだし。
主人公の高校生マギーは、それなりに悪い子ではあるのだが、それをきちんと反省できて、謝れて、病気の弟にはすこぶる優しく、老人ホームに出入りするようになり、老人たちにもすこぶる優しい。
根はても良い子だった。
いろんな不運が重なってどん底にいても、本来なら絶交!となるような憎っくき友人にも優しい言葉をかける。
マギーの歌が本当に素敵で泣いた。
とても心温まる作品だった。
老人サムの言葉を書き留めておきたい。まるでフォーチュンクッキーのようだが、心に沁みる。
『自分の利益のために不誠実なことをしたら
その人は自分の人生に不誠実な人を招き入れる』
『善良な友達がよければ自分が善良になればいい』
『人間には神から授かった能力がある
それを見つけて磨けば人に祝福を与えられる』