精神病院舞台の観る
私は誰?夫の名も分からずな女性
の入院記録。
原作は自伝小説だそうです。
病院内の描写凄く細かいのに納得
患者目線も有りスリラー風のよう
だったりもしますが、心病んでる人
への理解が今より浅く差別意識も高か
ったと想像出来るので、患者への偏見
無くそうと訴えてる誠実な映画では
ないかな
患者に対する病院(医師)の姿勢が頭
オカシイ奴を閉じ込めておこうでなく
原因探って回復させ退院を目指してる。
そういう意味で誠実かと
主演オリヴィア・デ・ハヴィランド
挙動不審な眼が病んでます
ラストは別人になってるのも凄く
彼女の芝居が作品を引っ張ってます
ショック療法と称する治療も本当に
行われていたんだな~と
大量の蛇居る穴に患者を放り込む古い
治療法から重症患者を隔離する病室を
蛇の穴と呼んでいたらしい
症状により段階が有る病棟、患者たちの
狂気等々ドキュメントに近く当時として
は(もしや今でも)意欲作だと思われます