御朱印帳

ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実の御朱印帳のレビュー・感想・評価

3.1
ジョンレノンの生い立ちや人格の形成過程を幼少期から青年期にかけての友人などへのインタビューやビートルズ研究家の解説を繋げて考える、ドキュメンタリー映画。最近流行っているミュージシャンのそっくりさんがヒット曲をメドレーする作品ではない。
また、ヘルプ!あたりまでなので、 ヨーコと出会い、愛と平和の人になる過程は描かれていない。

祖父の代にアイルランドから逃れ、リバプールアイリッシュとして生まれ、幼少年期に船乗りの父と生き別れ、当時の保守的な風潮から母とも離れて親戚を転々として暮らす過程で大きく傷つき、ユーモアがあり、友情に厚く、口も達者だが、弱さを隠すための攻撃性、傲慢さ、皮肉が同居する性格となる。
シンシアとの出会い、ジョンとボクシングをした友人、ジョンとポールを引き合わせた人物など多くの人物が出てくる。美術学校に通いながら音楽にのめり込み、ポール、ジョージ、リンゴ、ブライアンエプスタインと出会い、連日連夜演奏して鍛えられたハンブルクから帰ると革ジャンからスーツに着替え、音楽性も洗練され、スターになっていく。

若い頃から母親、叔父、友人、仲間の死と遭遇しながら、ヘルプ、ジュリア、マザーなどの曲が実体験から生まれたことが分かる。
ビートルズを好きな方々には興味深いが、曲を2、3曲知っている位だと退屈かも。

風呂に入りながら、love is feeling to be loved...という一節を思い出した。

ジョンのアルバムを聞き直してみようか。
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