世界で最も人気なロックバンド、ビートルズのメンバー、ジョン・レノンのデビュー前に焦点を当てたドキュメンタリー映画。
デビュー前のジョンのドキュメンタリーは何作もあるが、違いがあるのは、ビートルズの音源がちゃんと使われているところだろう。映画館で聞くビートルズは良かった。
ビートルズ、またはジョンの大ファンとして真剣に感想を言うと、ジョンのデビュー前の人生は彼にとってかけがえのない青春だったんだなと思った。
まずジョンの生まれた環境というのが複雑で、この暗い幼少期が後のジョンの人柄に大きく左右されていた。青年期くらいになって音楽に夢中になったところで起こる、悲劇が彼の心にかなり響いていたんだなというのがわかった。
そしてジョンと言ったらあのカリスマ性だ。誰もがジョンについて行きたくなるようなあのカリスマ性は、実は小学生の時点であったのにはびっくりした。
少し残念なのは、名曲誕生の秘密という部分。もうちょっと詳しくやってほしかった。それからデビュー後のジョンのドキュメンタリーの方が個人的に見たかったかな。