CATHAT

ルパン三世 VS キャッツ・アイのCATHATのレビュー・感想・評価

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ファンだから評価を上げたいけど、ファンなので高評価できない、ので無評価。
わざわざCG使ってるのに何ともお粗末な作画で、特に服の皺や、座ったときの裾の広がりがおかし過ぎて目も当てられない・・・。
着こなし(?)のことで言うと、五エ門の帯が腰ではなくウエストに巻かれていたり、あと、これは永遠に解釈不一致なのかもしれないけど、ルパンやとっつあんが第一ボタン開けてネクタイゆるゆるなのが許せない。シンプルにヤメテ。

あとは脚本。これはもうここ数年、良い脚本が出てきていないから全然期待してなかったけれど、やはりその心持ちで望むべき。スポットが当てられるのが何故か主人公の瞳ではなく愛ちゃん。いつもの“ルパンと少女”の構造。少女ではない、女性の心の機微が書けないのかな?と思い知らされたというか、いい加減に書いてほしいというか。キャッツファン(というか瞳ファン)の人には辛い1時間半な気がする。

キャストは、新規メンバーが、一部旧メンバーを食う勢いで感動した。というより、もう既に完成形なのでは?と思うほどに聴いていて違和感の無い完璧さ。次元役の明夫さん、泪姉さん役の深見さん、本当に前キャストへのリスペクトに溢れた素晴らしい演技でした。この2人の演技を聴くために耐えられた。いつの間にか、ルパンサイドは衝撃のキャスト一新から、既に10年以上経っているんだなぁ、と気が付き、厳しい言い方になるけど、やはりまだまだ追いついていない部分を、もっと補ってほしいと思ってしまった。
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