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PARTY7のmitakosamaのレビュー・感想・評価

PARTY7(2000年製作の映画)
3.4
Uネクにて。公開当時渋谷で観たが、久々に再見。こんなに馬鹿馬鹿しい内容だったっけかなぁ〜(笑)でもこの当時の石井克人は正にノリにノッてた時期で、この時の空気感を劇場で味わったことはとても幸せだったと思っている。

永瀬正敏がヤクザの金を持ち逃げしたチンピラ。それを追う兄貴分の堀部。永瀬に金を返して貰いたい元カノとその現彼氏。それだけならまだ普通だが、
彼らがホテルの1室で揉めているのを覗き見しているキャプテンバナナ(原田芳雄)に浅野忠信。こいつらが訳わからん(笑)元々豪華な覗き部屋が存在するホテルって所からイッちゃってる。しかもキャプテンバナナだ(笑)馬鹿馬鹿しい(笑)

このワチャワチャした連中の遣り取りに我修院達也演じる殺し屋が突入。
今作は密室系の面白さに、意味の無いダラダラした会話が加味された所がポイントだが、話を纏めるのはこの部屋を手配した松金よね子な所が上手い。
物語を締めくくるのが、本筋の密室内のキャラクターでは無く、その外のキャラクターによる所が上手いミスリードだ。
そう考えるとホテルマン同士の無意味な会話も、無意味ながら活きてくるから悔しいじゃないか。
意味の無い無駄な会話をダラダラと楽しみ、劇中の小さな罠に落とされる。くだらないようで策略的だ。

そして何よりオープニングの小池健によるアニメーションのスタイリッシュさに痺れる。後に石井と小池でレッドラインを作るが、2人のコラボはもっと行われて欲しかったな。
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