片腕ファルコン

PARTY7の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

PARTY7(2000年製作の映画)
3.7
その昔、僕もキリト君のようにフィルマークス常識人(フィルマークスなかったけども)を目指してた若かれし頃、同時に邦画の面白さも発見しました。

90年代の終わりからの単館系邦画を面白くした立役者、永瀬正敏氏、浅野忠信氏に夢中になり、彼ら(特に浅野忠信)の出演作を見漁った記憶があります。

そして今作が初めて映画館で見た2人の出演映画。
『PARTY7』!
友人から勧められた『鮫肌男と桃尻女』が面白くて当時マイベスト10に入ってました!!その石井克人監督の長編2作目がこの『PARTY7』なんですね~!
CMディレクター出身([田辺製薬アスパラドリンク]のCM、意味不明過ぎてスゴかったんですけど、、知らないですよねぇ。。)なので映像が今までの邦画とは抜きでたスタイリッシュさでブッ飛びました。


ストーリーは…組の金を持ち逃げしたチンピラ永瀬正敏、とあるホテルに逃げ込んで様々な変な濃いぃキャラクターが押しかけるシチュエーションコメディ。まぁここまでだと良くありそうなんですが、さらにコレを覗き見する謎のコスプレ覗き魔原田芳雄、浅野忠信コンビも居て、誰も出せない独特な世界観を醸し出しています。

公開当時はまぁ笑いましたし、サントラまで買いましたわよ。紅一点の小林明美にも惚れてまして[月刊小林明美]という写真集まで買う始末。

しかし久しぶりにDVD見直してみると…そこまで笑えませんでしたねぇ。。コレは時代のせいなのだろうか…僕のセンスが枯れたのか…はたまた映画を見る目が肥えたという事なのだろうか…

とりあえず僕自身が成長したという事にしておこう。

とは言っても今ではありえないハイテンションの永瀬正敏や、どんな役でもこなしてた原田芳雄の勇姿、顔がシャープだった頃の若き浅野忠信などなど見れて満足でした。脇役も今だから分かる豪華な顔ぶれ!!

ちなみに公開時に見た時、石井克人監督と我修院達也が舞台挨拶した気がする。つまり僕が最初に映画館で見た芸能人は我修院達也という事か!!渋い。。

↓やはり当時のリアクションも大事にしての…
◆2000年マイベスト8位◆