底辺生活から抜け出すためラッパーとしての成功を夢見て奮闘するティーンエイジャーの精神的な成長を描く社会派青春ドラマ。地元のコミュニティで定期開催されるラップバトルはトラックが無い本来のラップで、ノーガードで対戦相手をディスり合う。殆どスポークンワーズなので音楽的な興奮は希薄。ボキャブラリーとライミングがkeyになるため英語のスキルが高くないと辛い。実際、自分も高速ラップに耳が追い付かないんだけど、クライマックスのBriとFreeのライミングはちょっと鳥肌モノであった。
野心的で勝ち気な主人公の少女はスターウォーズ・オタク。このパターンは珍しいのでは。SWへのさり気ないオマージュが幾つか見られて好感度アップ。メソッドマンの演技は初めて観たけど実に堂に入っていてお見事。ルックスも良くてすっかりイケオジになっておる。
監督は主人公の母親として出演もするサナ・レイサン。何と『エイリアンvsプレデター』のあのヒロイン。歳を重ねても綺麗。キャリアをググったところめちゃめちゃ優秀な人で感心しまくり。凄いな〜
