冒頭から漂う切なさ
見えているものがその人の全てではないことをビデオカメラや鏡を使った演出で表現する
台詞にはない父の思い、大人になった娘の思いを丹念に映像化していて「これ好き」って気持ち
誰に…
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『somewhere』を少し思い出しつつ…
ソフィアに向けられるカメラが、
絶対的に1人の人間として捉えていて
大人から見た子供を役者もカメラにも出ていなくて好感が持てた。
それ故に前半は非常に…
バカンスのためにトルコに来た娘と父親。娘は父親を想い続ける。しかし、父親はずっと違う景色を見ていたー
画質の荒いカメラ、ブラウン管テレビやプールの底に映ったシルエットに映った人間の姿は、おぼろげに…
このレビューはネタバレを含みます
意味がわかると怖い話って昔ありましたけど、最大限に上質にした感じ。
挙動からしてサスペンスかとも思いましたが、全部腑に落ちる設定でした。
複雑だけど、どちらも現実的で目をそらすにそらせないものだと思…
何年かに一本、「これは俺の映画」と言いたくなるほどの、とんでもないぶっ刺さり方をする映画体験をするのだが、本作はまさにそれになる予感しかしていなく、もはや鑑賞前から予告を観ているだけなのに、止めどな…
>>続きを読む父になかった思い出をそっと娘に託すような、甘くて淡い一夏の思い出。回想と余白がカメラ越しに敷き詰められて、多くは語らないからこそ馳せる想い増す時間差で喰らうう。“撮影は止めても 私の心の小さなカメラ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
終始不穏な雰囲気で息苦しい。根底にあるのは埋め方がわからない人生の空虚感。その描き方のセンスがすごい。鑑賞後、これは何かに似てると思ったら、American beautyだった。あとはニュービートル…
>>続きを読む© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022