あや

aftersun/アフターサンのあやのネタバレレビュー・内容・結末

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksさんのトークショー付試写会にて鑑賞。ありがとうございます。

娘と父で過ごす夏休みのひとときのお話。
ホームビデオを中心に、現代の娘の姿を時折織り交ぜながら進んでいく。
娘目線の作品なので子供から見た親や周りの大人の姿など、第三者で見たときと視点が違うだけでとらえ方も変わってくるのが面白いと思いました。ただ、そのせいで細かな状況が把握できないこと、父の悩みや事情もなく、終始「???」という疑問が浮かびます。
人によってはそこにもやもやとするかも。
明確な「コレ」という答えをもらえる作品ではなく、作品を通して、自分を見つめなおしたり過去に思いを馳せたりするものかもしれません。
記憶というものは曖昧で「楽しかった」ように見えて、本当はそうじゃない、大人と子供、大人になること、そういった深いところまでじわりじわりと入ってきて、後日いつの間にかできた染みに気づくようなそんな作品でした。
あや

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