簡易的な筋書きだけ事前に確認して視聴。
最初はこの映像だけでこれだけゆっくり時をかけて流すの?と、大作映画見を観続けたばかりに突っ込みそうになってしまったが、それはこの作品の本意ではない。
このゆったりとした時間の流れ(こどもと過ごすバケーションの日常film ならなおさら)こそが私たちを非日常へ導くのだと納得。
子供の時々魅せる無邪気な笑いと、鋭い一言が、親の陰陽を際立たせる、そんなシーンが垣間見れて、一言で感想を言い切れないままエンディングを迎えた。笑
え、これみんなわかった?
って感想しかはじめはなかったけれど、友人とafter talkをすると色々な伏線の回収方法があって、余韻がこれまた面白い。
超大作は、みんな面白くてあまり前で、それを期待しているからこそ、そこのラインを超えてくるものはなかなかない。でもそれでもすごい作品だけれど。
B級と言ったら失礼に当たるかもしれないが、この作品はそれこそ皆んなが見る作品ではないからこそ、監督の描きたいものを、描いた作品を見せられた、かのようなテンポ感。ただし、大作を超える伏線やすっきりしないモヤっとした気持ち、心残りがすごくて、後を引く。
今回見た上映、endingで誰も立ち上がらず最後まで見切って退場した感じ、すごくよかった。笑 多分みんなそこそここういう系統好きなんだと思う。笑笑
