カラムが太極拳やったりメディテーションの本読んだりしてるのがもう…って感じで辛かった。息が出来ないんだよな。どんな気持ちであの（彼にとっては恐らくめちゃくちゃ高価な）カーペットを買ったのかな。何か人生が良くなる気配があったんだろうか。
自分の記憶ではないのに、これからもこの映画の中の夏を思い出してはカラムのことを考えてしまいそう。
大人になって初めて親に心を寄せられるようになるということをこの年でやっと実感してる。嫌と言うほど近くで暮らして毎日見てたりするのに共感まで辿り着くのが20年後とか30年後だったりして。子どもの頃はなんで親のことを絶対的な大人だって思えたんだろう。
当時の父の姿を心の中でなんとか抱きしめようとして突き飛ばされ、父の姿が見えなくなっていく、という（ふうに自分は捉えた）シーンがあったけど、生きているうちに父をわからなかったこと、父が居なくなった後に心を寄せられるようになったことに対して大人になったソフィが罪悪感に似たものを感じているんじゃないかって思ってそれも辛かった。でもその気持ちもわかる気がする。
ポール・メスカルはちょっとやばかった。あなたなんて顔で娘からのサプライズ・バースデーソングを聞いてるんですか…！泣
