このレビューはネタバレを含みます
柔らかくて、鮮やかだった。
カラム、結構不安定な人だった。
ふっとどっか行って帰ってこない感じをずっと感じた。
11歳の誕生日の話や、地元に居場所がなくなる話など、端々から根無草的な性質が見えてた。
襲われた時の護身術を一生懸命教えてるの、愛だなと思った。
20歳の時の子供ってことか……。
だからか、ソフィと精神年齢が近い感じがした。ノリが似てる。
感覚的には、娘というより歳の離れた妹って感じなんかな？
ソフィはソフィで、"私は子供じゃないしもっと大人になりたい！"って感じが強かった。
ハイティーンっぽい子たちとおると自分が大人になったように感じるんだろうけど、そこにソフィの居場所はないと逆に見せつけられる。
水球してるときも、ソフィの居場所はなかった。
ただお父さんと2人でいる時や同い年のマイケルといると、居場所があった。
ソフィ、恋や性に興味津々な年頃の子供だった。
クラブみたいなシーン、何やったんやろう……
全体的に、切り取り方が美しかった。
波の中にソフィとカラムだけ、
鏡やテレビの反射越しに映す、など。
