このレビューはネタバレを含みます
8/24 1回目
9/2 2回目
初見では父カラム視点だったが、2度目は娘ソフィの気持ちになった。
11歳の娘が父のことを理解するにはあまりに幼かったし、父が娘と一緒に過ごす時間にしてはあまりに短かった。
「一生ここにいようよ」と言うソフィに、それはできないと伝えるカラム、この何気ない会話さえいつか終わりがくることを暗示させる。
カラムは「覚えておいて」「忘れないで」と何度も口にしており、恐らく娘と過ごす時間がこれで最後だとわかっていたのだろう。
夢中で遊んだ後に気づいた日焼け跡のように胸がヒリヒリとした。
この夏出会えてよかった。2023年ベスト1。